ブログを作っては消すのやめろ

ゲームの記録とか、稀に読んだものとか用です。

20210824 かってに改蔵 (1)

私です。読みました。量があるので、全部は読みきれないと思います。

 

読んだ作品は少ないけれど、久米田先生が好きなんです。

最近昔のネタ仕入れてないなぁってなって、ついでにそういえばあの作品読みたいのに読んでなかったなって思って、かってに改蔵を読もうってなって読みました。

 

ところで以下暫く全然関係ない久米田先生の好きな話なのですが、

常にギリギリのラインを攻めていたつもりだった久米田先生が、某漫画の「何が国だよ」から始まるセリフに「これを誌上でやっていいのか」と衝撃を受けて泣いた話が好きです。何のセリフか知らないならよいこのみんなは検索しないように。

ネ○まの新しいのが始まったと思ったら悠久ホルダーを有給ホリデーにしたりこれ怒られないのかマジで大丈夫なのかとか思っていたら赤松先生と仲が良いと聞いてなるほどとなったりしました。

一番好きなのは、これ何回か言った気がするんですが、『さよなら絶望先生』のラストで島に向かって3人の子どもたちが出迎えるやつ、アレ実はきちんと元ネタがあって、元ネタというかセルフパロディなんですけど、『さよなら絶望先生』の連載が決定した時に予告号で嘘予告をやったのですが、その嘘予告に使われたのが丸ごとあのくだりです。早い話が1話より前からずっと見ていた人だけにしか伝わらない元ネタをあの衝撃的展開の中でサラッとやってます。「何年越しのネタ以前の問題にそれ誰が覚えてるんだよというかこの流れでよりによってそれやるのかよ」ってなって当時は気持ち悪いニヤつきが止まりませんでした。

 

でも結局、私が久米田先生を知ったのは『さよなら絶望先生』でした。(※漫画版)

これは言い換えれば、私は久米田先生の作品の中で、同時期に連載されていたネ○まをパクリスペクトするが如く個性的なキャラを大量に出したり時事ネタと絡めたりネットミームをやったりな作品しか知りませんでした。

なので『かってに改蔵』の1巻を読んで結構ビビったわけです。

え、ギリギリのラインも時事ネタもメタも無いのに今読んで普通に面白いんですが。*1

さよなら絶望先生』の作風で面白くやれるのは、搦め手なんかに頼らなくても元から普通に漫画がめちゃくちゃ面白く描けるからなんだなぁと思ったりしました。久米田先生がもっと好きになりました。副反応にうなされるそんな夜。

 

*1:厳密に言うとクローンの話でトーンが貼ってある云々にメタがある