私です。画像はチェンソーマンです。お前がこの文章を読んでいることはマキマに知られています。
5巻まで読んでから随分時間が経ってしまいました。今日どうにか一気読みです。ワクチンを打ったので明日からは副反応で倒れるでしょう。その前に読み終わりました。
読んで語彙が完全に無くなった。
私は読みながら呆然として何も言葉が出なくなるような作品は全部良い作品だと思っています。チェンソーマンは間違いなくそういう作品です。まだ読んだ事が無いなら絶対に読んだ方が良いです。
以下、
バレ注意。
~5巻までの感想~
主人公がイカれてやがる。あと女が全員イカれてやがる。この漫画には悪女しか出てこないのか……?
6巻:
マキマさん。
7巻:
随分とハチャメチャなことになったなぁ。凄いなぁ。
8巻:
マキマさん。
主人公がイカれてやがる。
ハロウィン。
え? これあと3巻でどうやって収拾つけんの?
9巻:
マキマさん。
え? これあと2巻でどうやって収拾つけんの?
10巻:
マキマさん。イカれてやがる。こいつマジでイカれてやがる。ファンなの。イカれてやがる。
チェンソーマン。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。
え? これあと1巻でどうやって収拾つけんの?
11巻:
収拾つけやがった。これに収拾をつけた作者の野郎イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。
マキマをマジで殺しやがった。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。
マキマの殺し方。何もかもが意味不明としか言いようがないキャラクター達。回収されるマキマの行動原理。王道に見えて破天荒なストーリー。それを駆動するための世界設定。この作者は全てがイカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。
この漫画を表現する単語はたったの3つだけで良い。「マキマさん」「チェンソーマン」「イカれてやがる」の3つだけだ。それだけでこの漫画は全部だ。イカれてやがる。マキマさん。チェンソーマン。マジでそれ以外の単語が暫く喋れそうにない。
喪失しそうな記憶をたぐりよせて色んな事を思い出しながら。
11巻。物語の最後。
マキマさんは結局デンジくんのことを軽蔑するような目で見ていて、チェンソーマンにしか本気で興味が無かったし、「チェンソーマンはね……痰なんて吐かないんだよ」「チェンソーマンはね 服なんて着ないし 言葉を喋らないし やる事全部がめちゃくちゃでなきゃいけないの」とまで言いましたが、「テレビを見たら自分が滅茶苦茶褒められててめっちゃモテてるし毎日ステーキとか食いたいし彼女10人くらい欲しいしたくさんセックスしたい、そのためにチェンソーマンになりたい、だからマキマさんを殺そう」とか考えるデンジくんはたぶんチェンソーマンに負けず劣らずやる事全部めちゃくちゃだと思います。イカれてやがる。わけがわからん。イカれてやがる……。
「ありふれた狂人」って見ると結構冷めてしまうタイプなんですが、見ててこっちが寒気がするような「マジの狂人」ってちょっと数年ぶりに見た気がしますね……。しかも二人もね……。なんなんだこの漫画……。いやほんとなんなん……。
あと某話の「こんな味」ってタイトル、頭のネジ全部外して代わりにチェンソーつけて脳にiPodの手術受けないと思いつかないでしょ…………。
しかもちゃんとマキマの行動原理にまで収拾つけやがったのマジでイカれてやがる。イカレてやがる。イカれてやがる。イカれてやがる。
イカれてやがる…………。
本当にそれ以外に語彙が無い。凄絶。
冒頭に書いた通り、読んであまりに呆然として語彙を失う作品は全て良い作品だと思っているのですが、チェンソーマンは間違いなくそういう作品だと思います。というか今ここに書いた文を冒頭に持ってきました。チェンソーマンがどういう漫画なのかをネタバレせずに誰かに伝えられるとしたらそのように形容するしか無いと思ったのです。
……良い漫画です。本当に、良い漫画です。何度でも読み返すでしょうし、何度でも私は語彙を喪失するでしょう。それは、人生で最も素晴らしいことの一つです。
こんな私にも、生きていてよかったと思える日がたまにはあります。
最後に思い出したことで日記を締めくくろうと思うのですが、そういえば租唖とアーノロン症候群という名前を久々に聞きました。あれは本当に恐ろしい病気でした。比尾山の定期的な大噴火も、日本史が少しでも好きな人ならご存じの通りですが、これも長らくに渡って日本人を苦しめてきました。なんていうか、色々すごく懐かしいですね。でもまぁ、覚えてるのは多分もう私くらいでしょう。