ブログを作っては消すのやめろ

ゲームの記録とか、稀に読んだものとか用です。

20210606 アンリアルライフ

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私です。有言実行です。倒れてない日なのでゲームをやりました。画像は久々にこれ系統でよかったーーーーーーー!!!となれた最高のゲームです。

以下雑記。後半に他ゲーの愚痴が長文で混ざるので注意してください。

 

Save 30% on UNREAL LIFE on Steam

 

アンリアルライフ

雰囲気で「おっ、これは面白そうだぞ」と思っていたのですが、某奇妙な電話ゲーと雰囲気が凄く似ているせいで食指が伸びなかったゲームです。

Vtuberがプレイしてるからには面白いんやろなってなったので興味が湧いてプレイしました。

結論から言うとむっっっっっっっっっっっっっっっちゃ面白かったです。

雰囲気が素晴らしいのですが、それ以上に素晴らしいのはゲームシステムとストーリー展開。

正直なところプレイするまでは雰囲気以上のものを期待していなかったのですが、プレイ5分でゲームシステム面から「あっこのゲーム面白いぞ」ってなって、気が付いたらストーリーにも吞まれていて、あとはずるずるずるという感じでした。いつの間にかクリアまで終わってた。

最後のオチまで見るとこの手のゲームにしては凄く珍しい世界設定だったけど……これ企画段階と話の筋変わったり……してない……? いやむっちゃ斬新だったから私はこっちの方が好きだが…… それにちゃんと全部回収してくれるから尚更こっちの方が好きだが…… 本当に良い世界でした。

ゲームシステムの展開がなんていうか凄いなぁー。ゴーストトリックという古いゲームを思い出させるシステムですが、(調べなおしたら別物だった)、ただの雰囲気系じゃなくてちゃんと普通にゲームになっていてそれだけでも単純に面白いです。(#6面だけは流石に攻略見た)

ストーリー面も本当に好きです。そっちの方向性なのかー。うおあ。こっちは詳しく書かないけど予想外に好きだった。

雰囲気面で言うと、この手のゲームの世界観ってどのくらい荒唐無稽でどのくらい調和を保ってるのかが凄く難しいと思うのですが、その辺りもきちんとバランス取れてていいなぁって思う。悪い意味での作者の自己満足を見せられるようなゲームでは絶対にない。プレイヤーの事を真剣に考えているのが本当に伝わってくる。

もうありとあらゆる角度から面白いです。マジでプレイしてほしい。

あとNASUではないけど途中から謎のゲームが遊べたりするのはやっぱゆめにっきリスペクトなのかしら。Undertaleが元ネタっぽいセリフがその中に何個かあったりしてその辺も好き。

 

 

某奇妙な電話ゲームの愚痴

以下に書くのはアンリアルライフの話ではありません。節題で分からない人は読まなくていいです。好きな人も読まない方が良いと思います。

ページ内に愚痴の方が長くなってしまうのは本当に嫌なのですが、このゲームについてはいつか書かないと永遠にモヤモヤしたまんまだろうなーと思うので書いておくことにします。せっかくゆめにっきリスペクト作品に対する心の中の苦手意識を浄化できたのでついでに一掃しておくことにします。

私は某ゲームがダメです。本当にダメです。存在しているのは別に良いんだけどゆめにっきインスパイアとか死んでも名乗らないでほしいです。

だってあのゲーム、何もかもがゆめにっき系列の尊厳をことごとく破壊するような事しかしていません。作者の性格や行動を含めて、です。ゲームで好きになれない3割、作者で好きになれない7割。「作品と作者は分けて考えろ」というのは出来るだけ守りたいのですがあそこまでヤバいと流石に無理です。

あの作者、超有名作品の作者なのに鬼のようにエゴサしてます。大昔に感想を軽くtwitterに書いたら、私のような何の経歴もない場末のアカウントのツイートにすらエゴサで飛んできて威嚇してくる始末です。感想を書いてから作者からリプライが来るまでの時間は5時間ありませんでした。私に限らず面白くないという発言に対してはほぼ全部やってるみたいです。本当に怖いです。(まだSteam移植すらなかった時代の話なので今は知りませんが……。)

凄く思うのですが、ゆめにっきの作者であるききやまさんってそんなことするんでしょうか? しないですよね。そしてそれがゆめにっきという作品にとって極めて重要なことではないでしょうか。「あれだけの物凄い作品でありながら作者は全くと言っていいほど露出がない謎の人物」「およそ人間技とは思えないような量の(隠し)要素を搭載しておきながら作者は何一つ言わない」というのがゆめにっきをゆめにっきたらしめる要素の一つではないでしょうか。

だって考えてみてくださいよ。もしもゆめにっきの公式サイトに「攻略ページ」なんてものがあったりして、「ある場所で電気を点けたり消したりすると1/64の確率で……!?」みたいなのを自分で羅列してたらクッソ興ざめじゃないですか。この手の作品に限っては作者の自意識が表で大きい面したらいけないんですよ。まぁやるのは勝手でしょうけど代償として完膚なきまでに作品が壊れますよね。

ゆめにっきにも一応作者公認の攻略サイトありますけど、あくまでファンが勝手に作った攻略サイトが後になって作者公認になっただけで、書いてある内容について作者は一切自分から明かしたわけではないですし、攻略サイトが間違いを含んでいる可能性だって十分あるわけです。

そしてそういう攻略サイトが出来たこと自体凄い偶然というか、そもそもゆめにっき自体がたまたま運よく陽の目を浴びたというか、最悪のifを考えるとただの謎ゲーとしてLSD(※ゲーム名)みたいにろくに攻略もされず歴史の底に沈殿してても全然おかしくなかったわけですよね。ゲーム内容も「あ、もう完全に世間の評判とかどうでもよくて本人が作りたいから作ってるんだな」としか思えないようなゲームですよね。そして、そんなゲームだからこそみんなゆめにっきに惹かれるんですよ。

一方で某奇妙な電話ゲーって作者が直々にSNSでワイワイ情報共有するのを推奨していたりしまして、なんていうか、ゆめにっきの何を見たの? ゆめにっきのどこに惹かれたの? 何をインスパイアしようとしたの? 以外の感想が無いんです。

 

とはいえこれだけだとただの作者の性格以上の話にならないので、真面目にゲーム面で「これはダメだろう」という点をきちんと書いておきますね。

 

・ゆめにっきのような世界探索型(今でいうオープンワールドに近いもの)ではなく、お使いをこなすとゲームが進行するだけなので(しかもそれを強制される)、出来の悪いJRPGとプレイ内容が変わらない。

・6桁の電話番号によるマップの疑似ランダム生成を目玉にしているが、あまりにもゲーム自体のボリュームが少なすぎるためほとんど機能を果たしていない。電話番号が4桁でも多すぎる。3桁で十分過ぎたと思う。マジでその程度のボリュームしかない。ゆめにっきなんかとは比べるのもおこがましい。

・普通にプレイしていても20分と保たずにオブジェクトとマップがほぼ枯渇する。

・ゲームボリューム自体が少ないのに、クリアに必要なオブジェクトでランダム生成率の極めて低いものが複数ある。しかもマップ侵入回数が一定以上になると強制ゲームオーバーを食らうので、侵入しなくても中を調べられる補助アイテムを使わざるを得ない*1。だいたい一々マップ侵入すると冗談みたいに時間を取られるし、それで見られるのは悪い意味で同じマップが延々と続く退屈な風景だけ。結局補助アイテムをひたすら連打するゲーム。

・「この番号は使えるからメモっておこう」とか「次の番号はどんなマップなんだろう」みたいな楽しみはゼロ。あるとしても5分保たない。

・上の内容と一部重複するが、仮にプレイヤー側がゲーム上の目的を一切放棄してひたすら散歩を楽しもうとしても、マップ侵入回数が一定回数になると強制ゲームオーバーになるのでその遊び方すらできない。*2

・おつかいが悪い意味で意味不明な上に、「どう? どう? これ意味不明で天才的でしょ?」みたいな自意識が垣間見えてマジで見ててキツい。これは作者の性格を知らない段階からキツかった。「あー中学生が天才を気取って奇を衒った感じで何か作ろうとするとこういう痛いやつよく完成しますよね」って気分になる。ゆめにっきみたいに「何が何をどうやってどうしてそうなるの……いやでももうよくわからんし探索するか……もっとこのゲームが見たいし……」みたいな事はマジで一切ない。

・システムが全部死んでる。電話番号とかランダム生成とかそういうのやめて一から作り直した方が良い。このボリュームでこのシステムは無理。やってて苦痛。

 

それでも、

 

・雰囲気自体は凄く好きで唯一無二なところがあるので普通のお散歩ゲーだったらむっちゃ好きだったと思う。

 

私はこの点についてだけは今でも本当に強く思っています。

 

で、上みたいな事をやんわりざっくりtwitterに書いたら、当時の時点で超有名作だというのに作者様がじきじきに個人に威嚇飛ばしてくるわけですから、あーもうマジでこのゲームダメだなって気分になりました。何度も言うけど、私だけじゃなくって、否定的な意見書くような人間の恐らく全員にね。ゲーム名がもはやヴォルデモート。

わざわざエゴサでリプライまで飛ばしてくるくらいですから、私は何がダメだと思ったのか丁寧に改めて書いて返信しましたし、参考にしますとか言われましたし、誰でも思う事でしょうから、作者様は似たような意見をクソほど目にしていたことでしょう。んでその後Steamに移植されたわけですが、まぁ金と時間の無駄なんでプレイしなかったんですけど、プレイした人のレビューみたら何一つ改善されてないみたいです。つまりアレは意見を聞きに来たんじゃなくてマジで威嚇しにきただけだったんだね。ひどいね。

上に書いたようなのって別に私だけが思ってるわけじゃなくて、某ゲーをやってて面白くなかったと感じた人の感想には全部だいたい同じことが書いてあります。「雰囲気は好きだけど、ゲーム内容があんまりにも酷い」。(今適当に拾ってきた参考:1 2 3 4 5 6)(適当に拾うだけで同じようなのがこんだけ出てくるってヤバいね)

特に、エンディングの中にはわざわざ作者のtwitterまで行ってヒントを見ないといけないものとかもあったりして、「どんだけ自意識なんだ……」以外の感想がマジで無いですね。アプリの説明かSteamストアページにでも隠しときゃいいのに……。

悪い意味で自分に酔うというのがどういう事なのか知りたいのならあのゲームは買って良いと思います。もう何もかもが作者の自己陶酔に終始しててどこがゆめにっきリスペクトなのか1%も分かんないんだよねー。マジで。

某ゲーム(とわざわざ個人に威嚇リプライ飛ばす作者)のせいでゆめにっきリスペクト系の作品に無茶苦茶苦手意識があったわけですが、それを根本からぶっ壊してくれるようなゲームに出会えたので今日は良かったなぁ、という気分です。愚痴終わり。 

*1:スマホの初期版のみ。現在ではゲームオーバー条件が侵入回数からマップ侵入後の経過時間に変更されているが、お散歩ゲーである事を考えると余計にタチが悪い

*2:*1と重複する内容になるが、このゲームオーバー条件はのちに「マップ侵入後から拠点に戻るまでの経過時間」に変更された。お散歩しようとするとゲームオーバーになる。マジで何がしたいのか分からない。ゆめにっき系列ってそういうゲームだっけ?