ブログを作っては消すのやめろ

ゲームの記録とか、稀に読んだものとか用です。

20210204 この三年間、私の身に一体何が起こっていたのかを書こうと思う。 #02

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※このページに登場するA氏は1回後か2回後に死亡する。

 

特に面白みのある話でもないので経緯を淡々と書き連ねていく。 

いや野次馬的には面白いのかもしれないが、そうなるとしてもまだ少し話の先のことだろう。

 

大本の事件の起こった日付は2017年12月05日及び翌日であるが、この日に至るまでに短くて長い、時限爆弾のようなやり取りがあった。

主に、事件の全てのきっかけとなったA氏との馴れ初めを書く。

 

 

事件の全てのきっかけは以下のツイートである。何のツイートなのかはすぐに説明する。

 

だけどたまにこういうどうぶつの森にむっちゃ課金するというスローライフにあるまじきプレイと圧倒的物量というネトゲ廃人じみたプレイをする人がいて困ったときはとりあえずこの人のとこいけば全部揃うみたいな感じになってる(野良申請だと思ったけどTLの人だったらごめんなさい)

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https://twitter.com/i/web/status/934073667188809728

 

 

こんな素朴なツイートさえなければ私の人生はここまで狂っていなかったのだから、やりきれない。

 

 

■■■■■■■■■こっから暫く読み飛ばしていい■■■■■■■■■

ツイート当時、世はソーシャルゲームどうぶつの森 ポケットキャンプ」(以下ポケ森)のリリース直後であり、体調の良かった私はひたすら爆走していた。

しかしこのゲーム、どうぶつの森」の名を関するにはあまりにもむごい廃仕様であり、相当張り付いていないと進めるのは困難だ。

3時間おきに村人からの要求アイテムが更新され、時間内に渡すとクラフト用素材やらがもらえるのであるが、これがもう中々に揃わない。獲得アイテム・要求アイテムの双方ともに確率の偏りをモロに食らい、タイムリミットはあまりに短い。

このため頻繁にフレンドのバザーで足りないアイテムを購入する必要があり、また逆に手持ちの偏り過ぎたアイテムを自分のバザーに置いて資金に替えていた。

そんなものだから、バザーというのは大抵アジだけ15とかだけオオカバマダラだけ12匹とか、あと売れ残ったミヤマクワガタだらけみたいなラインナップになるのが常で、まぁ綺麗な画面ではなかった。

一方で上のスクショのように、ひたすら走り続けてほぼ全種類のアイテムを常に揃えておいてくれるユーザーが一定数存在した。彼ら彼女らは当然ながらフレンドからすぐに商品を買われるのだが(私も買っていたのだが)、爆速で補充され、画面は綺麗に保たれる。

いわゆる便利屋である。話とは全然関係ないがこういうロールプレイが出来るのがノンバーバルコミュニケーションの良いところだと思う。

 

さて上のスクリーンショット、ポケ森内でのフレンドのバザーで撮ったものであるが、私はこれを野良申請のフレンドだと思っていた。HNに心当たりが無かったからだ。

ところがすぐに、次のDMが来た:

 

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「バザーを整理し直した画像を送るので再掲載してほしい」との旨。まさかフォロワーにいるとは思わなかったので即承諾した。

この方がフォローした時期を確認すると、当時からおよそ1年くらい前だったように思われた。私はすぐにフォローバックしてDMに返信し、頂いた画像と共に次のツイートを行った。

以下、このDMをくれた方のことをA氏と呼ぶ。

さささ先ほどの物凄いバザーの人なのですが、バザー綺麗にしたのでもしよければスクショ張りなおしてほしいとのご連絡がありましたため貼り直させていただきます……!(名前はステッカー無しで大丈夫とのことです)いやもう本当に何回見ても綺麗で凄い……。いつも急ぎの時には利用させて頂いてます!

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https://twitter.com/moudameder/status/934106445603209217

 

■■■■■■■■■ここまで読み飛ばしていい■■■■■■■■■

上の会話ログの画像ファイル名はそれぞれ dm_2 (657).png および dm_2 (658).png であり、この後事件が起こるまでにA氏と私がした会話はスクリーンショット650枚分程度に及ぶ。なんやかんやあってこの後付き合った。

ここから事件が起こるまで2週間弱しか無いのだが、2週間でスクショ650枚という会話ログの圧倒的物量が示す通り、ほぼ1日中いちゃいちゃしている日々が続いた。

(遺族に削除される危険性を考え、全てログ等を全て保存していた。そしてこの約2年後、私があるアクションを起こした直後、実際に削除された。)

歳月というのは量も大事だが、それと同じくらい、あるいはそれ以上に質が大事だと私は考えている。5年以上TLにいるのに一度も直接話したことのない人間の数はどれほどだろう。

 

私は真正に誓ってA氏の事を心から愛していたし、この後起きた事件に対する妄執的な行動について、月日が短いからという謂れを受けることは無いと考えている。何より、私は最愛の人をこの手で殺めたも当然だった。

 

さて上のDMの数日後に知った事だが、A氏は私の事を物凄い昔からストーキングしていた。(悪い意味で書いているわけではない。)私の黒い日記の、とてつもなく古いページにしか記載されていない情報を彼女は知っていたのでこれには間違いがなかった。

 

身の上を語られたところによると、彼女は生まれつき重病を抱えており、常にベッドの上にいるような状態だったらしい。大手術をしなければ余命も永く無かったが、それは命の危険を伴うような手術だった。しかし事件よりさらに何年も前、当時の彼女にはそのための勇気と、何より生きる希望が無かった。

友人達が代わる代わる見舞いに来る。両親も励ましてくれる。しかし彼女の心に響くような言葉は何一つ無かった。それどころか、厭世観はますます増幅されていった。誰かが見舞いに来てくれたところで、病気を引き受けてくれるのか?「針の痛みも知らないくせに」、腹の中でそう思いながら笑みを浮かべてにこにこしながらありがとうと言い続ける日々に心から疲れ切っていたらしい。前向きな力など完全に失われていた。

そんな折、彼女の両親が、部屋にインターネットの使える端末を設置した。「病室にずっと一人では暇だろう」という心配からだったらしい。

そんな彼女が最初に検索したワードは「消えてしまいたい」だったそうだ。それくらいには人生に絶望していたのだ。そんなこんなで検索をかけている内に、彼女は私の黒い日記に辿り着いてしまった。そこでは私が、今現在と変わらないように苦しんでいた。先天性の病気によって。

それでも私と彼女が違ったのは、彼女は病気に対して諦念のようなものしか抱いていなかったのに対して、私はこのクソッタレた人生をどうにかして殺してやろうと必死に生きていたことだった。それは彼女の人生で初めて見た種類の人間だった。
その姿を見て手術を決心して、無事に成功した。彼女は生きられる体になった。彼女は私を命の恩人にして心の恩人だと言っていた。
 
 
あまりにも安っぽくて嘘くさい話だ。
それでもこれは事実なのだ。
この後、彼女が死んだ事を知っただけなら、私はあそこまで狂ったりしなかったのかもしれない。人生が破滅したりもしなかったのかもしれない。
「いくらなんでも話が出来すぎだ」と思って単に忘れていたのかもしれない。

 

 

もしもこんな風に何も渡されていなかったなら。

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(事件当時、私のアイコンは島村卯月だった。絵の1枚目は有名な画像からトレス)

(2枚目は私が風邪を引いたときのもの)

(赤抜きはA氏のHN)

 

 

勿論元の画像にはモザイクなど一切かかっていないが、単純に釣りや嘘をついているならこれを渡すのは無理だ。それもここにあるのは渡されたものの全部じゃなくて、他にも歌や顔出しの踊ってみた動画など、過去にyoutuberを目指していた時の動画までが含まれていた。(当時すぐにやめたそうだが……実際、開いても30再生くらいしか無かった。渡された時点から限定公開にされていた。)

「でもそんなの、youtubeを適当に探せば別人のフリして渡せるんじゃないか?写真はともかくとして」とか思うかもしれないし実際私も少し思ったが、彼女は顔出しの踊ってみた動画まである2013年作成のyoutubeアカウントに新規で動画をアップロードして限定公開リンクで共有してきた。再生した回数を見ても、URLを知っているのは3年経って未だに私のみ。現在も削除されていない。(念の為に全て保存してある。)

これは、写真のことを考えても、マジで相手が実在していてyoutubeアカウントの持ち主じゃないと無理だ。そして、釣りにしてはリスクがあんまりに高すぎる上に動機もメリットもない。渡された画像を色々google画像検索にかけたりもしてみたが当然の如く一件も引っかからなかった。

私がどうしようもない未来の無いうつ病患者である事を知っていながら、そして私の日記の相当古いページまで読んでいながら、彼女はこれら全てを送ってきた。「本気なのだな」と私は思った。

インターネットにおいて、自分の実在性を他人に信じてもらうことは本当に大変だ。だからあそこまでしたのだと思う。

 

 

 

そして2017年12月4日、死の前日。

彼女からDMが届いた。

 

 

 

「みあとデートしたい」

 

 

 

その希望が叶うこともなく死ぬことになるとも知らずに。