今日は脳の調子が悪くてほとんど一日何も出来なかったです。
今はまだ8時なのですが、正直もう何も出来ないと思うので日記つけます。
Steam で 75% オフ:Neverending Nightmares
久しぶりにホラーゲーム、"Neverending Nightmares"。定価1500円、現在370円です。
実はこのゲームを買ったのは2015年6月のことです。(※その時も同じ値段か500円くらいだったと思います。そのくらいの価格じゃないとSteamでは基本買いません。)ずっとやってみたいと思っていたゲームだったのですが、結局今日までついぞやることが叶いませんでした。2年前より体調は良くなっているのだと思います。
そして何より、2年前にこのゲームをやらなくて本当に良かったと思います。何故ならこれは私達の見ている世界そのものだからです。今より鬱病が酷かった当時にプレイなんてしていたら本当に大打撃を受けていたことでしょう。
ゲームの紹介をします。
Neverending Nightmaresは、名前の通り終わらない悪夢の中を彷徨い続けるゲームです。
そしてこのゲームの演出は全て、精神疾患(強迫性障害と鬱病とされている)を持ったメインスタッフの実際の体験から来ています。
エンディングのクレジットより:
Very Special Thanks
Matt Gilgenbachより: (※Matt Gilgenbach氏は製作者代表)
家族へ、夢を追う私を支えてくれた事に対して*1。
妻、世界で最もかけがえのない存在へ、私を愛してくれ、また辛い時に側にいてくれたことに対して。
開発スタッフへ、私の夢を現実にしてくれた事に対して。
Nick、Mitch、Johnへ、正気とは思えないくらい私を助けてくれたことに対して*2。
……が、実際問題として、鬱病患者はこのゲームのような夢は見ません。というか真面目な話、こんな夢が見れたら「やった!脳が健全に機能している!」と泣いて歓びます。*3
このゲームはどちらかというと、鬱病患者の心象風景をゲーム化したものであるという印象をプレイ中には受けました。
同じ場所をグルグルと彷徨い、悪夢は永遠に覚めず、一旦悪夢から覚めたと思ったらそこはまた悪夢の中で、それも更に酷い悪夢で、どんなに努力しても世界が崩れ続け、精神はひたすらに崩壊していく……。
鬱病患者にとって、これはただの現実の物語です。
実際、プレイ後に調べてみたところ、製作者のMatt Gilgenbachはインタビューで以下のように語っていました:
そう、このゲームは夢でもなんでもなく、私達が見ている風景そのものなのです。
私は今日もこの悪夢の中を生きています。
今私は、少なくとも一つの悪夢から覚めました。それは2年前に購入したゲームを今プレイしてクリアしたということ、何の楽しみも興味も沸かない無気力状態から覚めたということです。
でも目が覚めたところで私は今も別の悪夢の中に、終わらない鬱病の治療という悪夢の中にいるのです。
今日も数時間しか動けませんでした。まともに生きられるようになる兆しは見えません。
*1:※この「夢」は悪夢ではなく恐らくゲームを完成させるという夢のこと
*2:"INSANE"が大文字になっているのは恐らくこのゲームが狂気の塊である事に対するジョーク
*3:どうでもいい余談ですが、昔私は夢がたくさん見れた時期がありました。その頃は冗談でもなんでもなく、1日に18時間寝ていました。2016年8月16日に、その頃どんな気分で寝ていたか記録が残っています。記録というのはどんな些細なことでも大事なものだと痛感します。