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20160421 それでも日本人は~ / 詩歌を嗜むRe

それでも、日本人は「戦争」を選んだ

Amazon.co.jp: それでも、日本人は「戦争」を選んだ: 加藤 陽子: 本

毎朝2週間くらいかけて少しずつ読み進めてた。面白かった。

高校生の当時は日本史が本当に大好きだった。特に近代。だけど、恥ずかしいことに世界史をまともに勉強したことがなく、そのせいで未だに世の中のニュースがぼんやりとしか分からなかったりする。そして、どんなに深く日本史を好きでいてもそれはどうしても日本史の中だけの世界だったんだなって、こういう本読むと痛感する。

この本は全体的に世界史の状況から見た日本史の話が多い。視点が新しくて凄く新鮮だった。「あー、あー、あれそういうことだったのか!!!」ってなる。

例えば、日本史では「日清戦争の直前にイギリスの協力を取り付けられた(日英修好通商条約)」とか、「日露戦争の直前にイギリスの協力を取り付けられた(日英同盟協約)」みたいな事実は習う。だけど、それぞれのタイミングでイギリス側にどういう思惑があって、なんで日本なんかにわざわざ協力してくれたのかとかは習わない(国内の問題についてはかなり突っ込んで習うとはいえ)。

国内の問題に限ってもこの本は凄く面白い。日露戦争では反戦論が巻き起こったのに、日清戦争の時にそれが目立っていなかったのは何故か、みたいな、疑問にも思っていなかったことが説明されているのが凄く面白かった。

私は当時いわゆる「暗記が大嫌いな日本史好き」だった。その手の向きには凄くオススメ。

 

上手く短く言葉に出来ないけど、

日本史が好きでも暗記は大嫌い、歴史上の事件を時間順に並び替えるのは百発百中で出来るのに年号を書ける事件は50個も無い、みたいな気質が大学に入った後の自分の方向性を凄く暗示してたと今になると凄く思う。そして今も。

 

詩歌を嗜むRe

詩歌を嗜むRe

これは……なんだろう……何……?

こんなに興奮して感動したことって人生で本当に数えるくらいしかない……。

これはねえ……スッゴい……スッゴ……本当スッゴい……

いわゆる見るゲでね……見てる間ね……自分がうつ病なんだっていうのを完全に忘れてたよね……

昼過ぎに始めて気付いたら夜になってたよね……うつ病患者が久々にこんなに集中出来たよね……今日は体調良かったとはいえ……

「あっ、面白い」って思ってひたすら続きを捲っていたら気がついたら夜……

ヤッバ……ヤッバいわぁ……これはトンデもない……

これで感動しなかったら人間じゃないですよホント……あの末期のうつ病患者が、「生きてて良かった……そうだよ……こういう体験をするために辛いけれど必死に頑張って生きてきたんだ……生きてて……生きてて良かった……」って涙を流しながら世界に感謝してるんですよ……嗚呼……生きてて良かった……本当に……本当に……

うわぁ……なんだ……なんだこれは……

こんなに没入/興奮/感動したの、Path of Exile以来だ……。

本当だったらいつもみたいにスクショでも貼って日記を賑やかせたりしたいんですけど、たったの一行セリフをここに引用するのすらネタバレになるのが怖くて、他人の体験を損なうのが怖くてそんなこと出来ないんですよね本当……

世界設定も好きだしセリフ回しも好きだし演出も好きだしシナリオも好きだしキャラ付けも好きだしBGMのチョイスも好きだしもう何もかもが本当凄すぎて本当……この作品ヤッバいわぁ……

これは……これは……凄い……

内容について語ることが出来ないのでとにかくどれだけ私が感動したのかを書き留めるだけにします……

いや……もう……もう……ありえん……ありえんて……凄すぎて……。

 

休日の昼過ぎとかにスタートしたら終わる頃には間違いなく最高の休日になっていると思います。感動したい日にどうぞ。

勧められた時に言われた通り、たしかに序盤ちょっと下ネタが多めかも。そこで引かなければ感動guaranteed。