この数日間で起こって/起こして、うつの状態を一時的にでも消し飛ばして、「あっ、今自分完全に普通の人間かもしれない、というか普通の人間じゃない?」って思えるようになるまでに必要だったことの箇条書き。
忘れないために。厳密には忘れても良いように。
・時間つきのカレンダーを利用し始めた
これまでは日割りのカレンダーしか使ってなかった。
時間で割ったカレンダーにやった事を書き込むようにした。
翌日の特定の時間にやりたい事を事前に書き込んでおくのを始めた。
行動が事前に決まるし、日課を忘れたりすることが無いので凄く安心出来るようになった。
・自分に対するハードルが下がった
ダメな自分を急に許せるようになった。ダメな一日に納得できるようになった。出来なかったタスクを1日の残りを使って取り戻そうとしなくなった。
上の、カレンダーの使い方が改善されたのが心境の変化の原因だと思う。
少しずつ間違いなく生活が良くなっているという実感が持てるようになって、ダメな時間があってもまあ今日はこれで良いや昨日よりは確実に良いし、1ヶ月くらいしたらどうせ見違えるようになっているはずだ、少しずつで良いんだ、まずはとても少ない量でとにかく確実にだ、そう思えるようになった。
人生が前に進んでいるという安心。もう空転しないし闇の中にいない。
・空は灰色だからの1-5巻を読み直した
・音楽を聞いた
3回目。(1巻は2回目)
今日は読んでる途中で集中力無くなってたけど、ぼーっとしながらとにかく読んだ。
・頭にぐるぐるぐるーっとしたものが久々に来た
同じものを繰り返し読んだ / 音楽を聴き続けた結果。
歌詞をツイートしたり日記を書いたりせずにはいられない病気。
私にとって本当に大切だったもの。
・うつは治らないと思うこと(逆説的だけど)
・うつは治すものではなく付き合うものだと思うこと
「うつは治るはず」と思っていると、
今自分が辛いのは病気のせい → 病気だから頑張っても無駄 という風に思考がネガティブに行きがち。
「うつとは付き合っていく」と考えれば、がんばろうと思えるし、意思の力とか、前向きな力とか、ポジティバーな能力が復活してくる。
(ポジティバーという単語は空が灰色だからより)
・本を大量に買って本棚に並べた
小説から漫画から教科書からエッセイまで。
読んでて「あっ、楽しい」って思える本があった。やっぱり楽しいものが無いと人間ダメだと思う。
あとたくさん買い込んだことで開いてもない本の一角を作ったのが大切なんだと思う。「詰んで」ない。世界は開けてる。
・生活習慣
とにかく朝の日差しでパキーンと目覚めるようにした。そのためにとても早く寝るようになった。
眠っている時間が凄く減った。使える時間が凄く増えた。今日は昼眠らないで済んだ。
使える時間が増えたから心に余裕が出来てうつが改善した。
・外に出る
眠気を吹き飛ばすために毎朝マックまで徒歩で出かけることにした。持っていく本は2周目の本。2周目なので「集中力を使わなきゃ……ウッ」ってならないので凄く外に出るハードルが低い。数十分だけ読んで帰る。
あと徒歩なのが大きい。私にとっては徒歩の方が自転車より遥かにハードルが低い。不思議な感覚だけどこれは本当にそうなのだ。自転車って乗るのを想像しただけでウッッッッッッッッッってなる。徒歩は楽。ゆっくり日差しを浴びれば眠気が飛ぶとも思えるし。
とても長くてあっという間の数日間だったけど、書き出したら物凄い量になっていた。生活が好転するときって本当に何もかも一気に変わる。凄く不思議。
これを全部続けていけるとは到底思えない。揺り戻しが凄く不安だ。何しろうつに入る瞬間は一撃なのだ。ダメな自分を許す能力を。ダメな自分を憎みさえしなければ数日でまた元通りになれるのだから。